ピアノ

ピアノが奏でるジャズの旋律

ジャズピアノのイメージ

ピアノ

ピアノは1台あれば何でもできるほどの万能楽器なので、ジャズというジャンルでも 当然のように中心になりやすい楽器でしょう。 ピアノだけあればどんな音楽でも演奏できるのでジャズ特有の楽器とはなりませんが、 ジャズには欠かせない応用性にも優れた楽器です。 和声と旋律を同時に演奏することができますし、見た目では分かりにくいですが 弦を打って音を出す打楽器のような構造になっているので軽快なリズムを刻むことも 出来ますので、この世の全ての音楽に対応するこができます。 ソロであろうとオーケストラであろうと、どんな編成でも重要なポジションに位置する ピアノはジャズ演奏でも際立つ存在になりえます。 また群集の前では普段ピアノを演奏しないトランペットの演奏者などの中には、 作曲や編曲作業にのみ限ってピアノを用いる人もいます。 人前での演奏以外でも使われるピアノは多数のミュージシャンに親しまれている 素晴らしく万能な楽器といえるでしょう。

クラシックとジャズ

ジャズピアノ奏者はいきなりジャズをやろう、とピアノの練習をするのではなく、 クラシックから入って一通りレッスンを受けた人がその後に音楽性の違いなどで やっぱりこっちがいいや、とジャズに転向するケースが多いようです。 なのでジャズピアニストの中にはクラシックにかなり詳しい人がいますし、クラシック の知識やテクニックがその人の演奏するジャズの中にも活かされることになります。 ですがジャズの醍醐味である即興演奏はクラシックとあまり縁が無く、この部分は 転向後にジャズという音楽を理解しながら身につけていくことになります。 クラシックのピアノ奏者に即興演奏が得意な人はそういませんし、普段の練習でも 即興力を上げるためになにかをすることはありません。 つまりジャズピアニストは多くの知識を有し、クラシックピアニストよりも応用力 も備えてなければならないのです。

世界のジャズピアニスト

ジャズピアニストといって皆さんが思い出すのはどんな方でしょうか。 それほど有名でない奏者を挙げればきりがないほどの人数がいるでしょうが、有名な ピアニストなら誰でも知っていそうな奏者が数人位は、誰でもスラスラと名前を 挙げることができるのではないでしょうか。 ジャズを嗜む人に特に人気が高いのは、アール・ハインズ(EarlHynes)、レッド・ ガーランド(RedGarland)、ビル・エバンス(BillEvans)、チック・コリア (ChickCorea)などがいますのでこのあたりはすぐに名前が浮かぶでしょう。 他にもアート・テイタム(ArtTatum)、ハービー・ハンコック(HerbieHancock)、 トミー・フラナガン(TommyFlanagan)、バド・パウェル(BudPowell)、 ウィントン・ケリー(WyntonKelly)、キース・ジャレット(KeithJarette) なども名の知られた奏者ですので、ジャズピアニストについ語り明かす夜には 何度もその名を耳にするでしょう。